設立趣旨
近年、わが国において「格差の世代間連鎖」が社会問題となっています。 「格差の世代間連鎖」とは、親世代での所得格差や職業などの階層格差が、子ども世代のスタート時点からの格差として引き継がれる、格差の固定化とも言える現象のことを言います。
本人の能力・努力に関係なく、達成しうる学歴・職業がある程度限定されてしまうことは、教育機会の均等という観点から、問題と考えます。
特に児童養護施設で生活する学生や経済的に困難な状況にある学生については進学に大きな影響を与えています。
そこで、しまなみ奨学財団は児童養護施設等から進学する学生で向学心に富む者に対し、奨学援助を行うことを通して、進学教育の機会の均等を図るとともに、自立した社会人としての生活基盤の構築の支援を行います。